「シンガポールのケア経済」

前回までのレポートで、シンガポールの「デジタル経済」と「グリーン経済」をご紹介しました。今回のレポートでは、最後の新興分野「ケア経済」を紹介します。これまでの2つの新興分野が経済を対象としているのとは異なり、ケア経済は主にシンガポールの社会や人々に直接利益がもたらされることを目的としています。 ケア経済の定義 人間の健康と可能性をサポートするケア、ウェルネス、ラーニングサービスのネットワークを総称して「ケア経済」と呼びます。 世界的に見ても、ケア経済は最も急速に拡大している経済分野の一つであり、雇用や経済成長・発展に大きく寄与しています。 また、COVID−19はこの流れをさらにあと押しし、ケアエコシステムの強化の必要性を加速させています。 »

「シンガポールのグリーン経済」

前回のレポートでは、シンガポールのデジタル経済について取り上げました。今回は、グリーン経済という新興分野を取り上げ、シンガポールの持続可能な経済発展への取り組みについて紹介します。 グリーン経済の定義 国連は、「グリーン経済」を「低炭素、資源効率、社会的包摂」と定義しています。 簡単に言うと、環境に配慮し、限られた資源をできるだけ効率よく持続的に利用しながら、生活し、働き、成長を追求することがグリーン経済なのです。 シンガポールでのグリーン経済 シンガポールは小さな都市国家であり、再生可能エネルギーを大規模に導入するための資源や土地、気候条件も整っていません。気候変動は国の存亡に関わる問題であり、そのため持続可能な開発は非常に重要視されています。 シンガポールはすでに長年にわたり、 »

「シンガポールのデジタル経済」

前回の「今後のシンガポール経済で需要のあるスキル」レポートで3つの新興分野を紹介しましたが、そのうちの1つがデジタル経済です。今回、シンガポールのデジタル経済について、より深く掘り下げていきます。 デジタル経済の定義 デジタル技術を活用したデジタル製品やサービス、デジタルプラットフォーム、ビジネス活動の生産と消費を広く包含しています。 シンガポールでのデジタル経済 シンガポールは、世界トップクラスの技術主導型都市国家を目指しています。テクノロジーを活用し、人々や企業の生活、仕事、遊びのあり方を変える「スマート・ネーション」を目指して、自らを変革しています。 「スマートネーション」を目指すために、シンガポール政府は下記の3つの柱を定めています。 デジタル社会 »

「今後のシンガポール経済で需要のあるスキル」

2021年12月8日(水)、SkillsFuture Singapore (SSG)を代表して、シンガポールの教育相チャン・チュンシンが第1回レポート(タイトル:Skills Demand For the Future Economy Report)を発表しました。 SkillsFuture Singapore (SSG)とは  2015年に始まった政府のキャリアサポート制度の総称で、シンガポール国民の生涯学習とスキル獲得の支援を目的としています。 レポートの主な調査結果 初回であるこのレポートでは、高成長が見込まれる3つの新興分野を厳選し、 »