過ぎ行く夏

    この週末、記録的な大寒波に見舞われた日本列島。奄美大島では115年ぶりに雪が観測されたというようなニュースも流れていたが、そんな中、南半球のオーストラリアからは連日“あつい”ニュースが届く。気候が“暑い”、ということもあるが、メルボルンで開催中のテニスの全豪オープンでは毎日数々の“熱い”戦いが繰り広げられている。     全豪が開催されているメルボルン・テニス・パークのコートの名前に名を残すロッド・レーバーやマーガレット・ »

南風は冷たい!

今年は比較的暖かい新年を迎えた日本。とは言え、今が冬であることには変わりはなく、冷え込む朝、布団からなかなか抜け出せない今日この頃… しかし、テニスの全豪オープン開幕が迫るオーストラリアからは真夏のニュースが届く。やはり向こうも多少異常気象なのか、例年に比べると全豪が開催されるメルボルンを初め、シドニーなどの気温は低めではあるが、それでも西オーストラリア州ではオーストラリアの“夏の季語”とも言えるブッシュファイアーによる大きな被害が出ている。 オーストラリアが南半球に位置し、日本と季節が逆であり、向こうのクリスマスは暑いんだ、ということは、日本でも広く知られているだろう。しかしそれを北半球にいながら実感するのは、なかなか難しいことである。 オーストラリアでは、北の方が暑く、水の渦が北半球のように左巻きではなく右巻きで、太陽は西から上がり、東に沈む…というのは冗談だが、 »